ECサイトとは所謂非対面で売買が成立する便利で現代的なサービスであります。
消費者は欲しいものがあれば検索してそれを買うという合理的で無駄の無いやり取りですね。
最近はネットでしかモノを買っていないという人も見かけるくらい、日常生活では切り離せない
サービスとなっています。
かくいう私も日用品(もういつも使っていて商品を知っている場合は特に)はECで買います。
水や米等は実店舗で買うと重いので絶対にECで買います。実際にあれやこれやを見ながらする買い物は楽しいですが、荷物を持って帰らなくて良いという選択肢が生まれた事で、荷物を持って帰るのが面倒
という今までは考えもしなかった概念も生まれてしまったんですね。
そんな時代の流れだから仕方ないですし、それを悪いとも思いませんが現代の人たちはお店の人たち
と接する機会(最低限の接客でなくもう少し踏み込んだパーソナルな付き合い)なんかもう皆無に等しい
のではないでしょうか?
生産者・小売業者と消費者が非対面で単なるモノの取引ですとコモディティ化は避けられませんし、
寂しいなと感じる事もあります。しかし、今そんなEC業界に面白いサービスが誕生しました!
それが「70seeds STORE」というサービスです。
ここでメインで取り扱うのは食、ものづくり、書籍のカテゴリーで、サイトは既存のECのように
ただ商品を並べて売っているのではなく、商品の生産事業者へ取材を行い、その背景もと共に
商品を売っているのです。
わかりやすい例で言うと、たまに無農薬に拘って苦労して野菜や果物を生産している農家さんを
テレビで取材したりあるいは命がけで漁をしている漁師さんがその魚を取るまでを追いかけた密着取材
等を見たことありませんか?
それを見てあーこんな苦労してんだ、凄いな、食べてみたいな、と思うことはあっても直接そこに
問い合わせて買わないですよね?それをその感情を持って買えるようにしたのが70seeds STORE
なんですね!
広告を見て商品を買う消費者は潜在的に持っていた意識を広告によって喚起されるという要素が
強いですが、このサイトは消費者の中に存在していなかった購買動機を作り出して買ってもらう
という実に面白いコンセプトだと思いました。これがモノだけでなくコトまで販売するECサイトです。