アメリカへの越境ECはどこまで広がるか??

2017/05/17

文化の違いなのでしょうか?アジア、主に中国への越境ECについてよく話を聞くようになり、更に
これから様々な日本企業がそのアシストをするような動きを見せているという記事を書きましたが、
日本からアメリカへECで物を売るという話はほとんど聞きません。
ニューヨークやロスでは日本や中国のように健康に気を使った食品を使う文化が流行ってきている
とは聞きますが、それ以外の地域では日本のモノの訴求力が弱いからなのか、、
色々な理由はありますが日本からアメリカへの越境ECのメソッドが確立されていない事も大きい
気がします。

Amazon社を調べていて初めて知ったのですが、Amazonには以前よりあった国内向けにAmazon内に
店舗を構えモノを販売するAmazonマーケットプレイスのアメリカ越境版「Amazonグローバルセリン
グ」なるサービスがあるようです。
あまりに日本で当たり前なサービスとして根付いているが故に一瞬忘れていましたがAmazonは
アメリカに本社があり、アメリカでメインで展開されているサービスです。
その本丸マーケットであるアメリカAmazon.comに商品を出店出来るのがこのグローバルセリング
なのです。(日本版はAmazon.co.jp)
当たり前ではありますが、Amazon本場は世界中のユーザーが利用する世界一のECプラットフォーム
です。ここに出品出来るメリットは大きいでしょう。

しかし出品には色々面倒も多いのではないか?とふと思い調べてみますと意外と簡単そうです。
実際には事業者として登録してからAmazonグローバルセリングチームと日本語で会話&メール
をして出品を進めるそうですが、アメリカに現地法人を設立する必要もなく、商品の発送に
ついては一度Amazonアメリカに送り後は既に世界中にあるAmazonの物流ネットワークを使って
世界中に届けられるそうです。

決済については勿論Amazonペイメントがありますので、出品者側で国ごとに何か対応をする
必要もなく片付いてしまいます。
実際にモノが売れるのかどうかに関してはまた別に販売マーケティングをしっかりする必要が
あるでしょうが、イメージではリコメンド機能が強いAmazonですので、人気のあるカテゴリー
に出しておけば、そのカテゴリー内で買い物をしたユーザーへのリコメンドが出て勝手に売れるん
じゃないかと思ってしまいます。

出品するだけならそれ程ハードルが高くないので取り敢えず出してみるというのもかなり「アリ」
なのではないでしょうか?もしそこである程度売上が立つようならそこからどの国からどんな商品
が人気がある等の分析を行う事で更に売上を伸ばす事も可能でしょうし、アメリカ越境ECの
ファーストステップとしては非常に良い選択肢なのではないでしょうか

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