【第2回】サイトに適した決済手段を

2015/11/19

「本当に代引きと銀行振込だけでいいの?」

ECサイトなのに代引きと銀行振込しかない…

というアナログなサイト、たまに見かけます。
商品販売の機会損失をしているのは言うまでもありません。

第1回 に引き続き、ECサイトに適した決済手段について
今回は利用頻度の高い2つの決済についてご紹介します。

■クレジットカード決済
クレジットカードによる決済手段です。
言わずと知れた決済方法ですが、ECサイトで最も利用されている決済方法です。
物販サイト、デジタルコンテンツに適しています。
月額制のサービスでも、クレジット決済を使えば毎月自動的に決済をしてくれます。
(当社のメインサービスでもあります。)

◎メリット
(サイト側)
・サイトの信頼性アップ
クレジットカード決済を導入すると、サイトにクレジットカードブランドの
ロゴを載せることができます。
カードブランドのロゴを載せることは、カード会社(第三者機関)の審査に
通過していることを意味しますので、サイトの信頼性向上に繋がります。

・リアルタイムに入金確認ができる
クレジット決済ではリアルタイムに決済完了有無の確認が可能です。
インターネット上の管理画面はもちろん、メールでの確認もできるため、
非常にスピーディーなサービス反映が出来ます。
またシステム構築を行うことで、サービス反映を自動化することもできるため
デジタルコンテンツサイトには必須の決済手段です。

・未回収リスクが少ない
決済完了と同時に決済代行会社からの入金が確定するため、サイト側での回収作業は不要です。
よって非常に未入金リスクの低い決済です。

・最も利用されている決済への対応
前述の通り、クレジットカード決済はECサイトにおける決済の中で
最も利用されている決済手段です。
利用したい決済手段が無い場合、他サイトにて購入するユーザーも多く、
ユーザーの離脱に繋がってしまいます。
ユーザーのニーズに応える意味で、クレジットカード決済の導入は非常に重要です。

(利用者側)
・24時間365日決済ができる
決済画面にカード番号を入力するだけで決済が可能です。
いつでも、どこでも決済ができる点が クレジットカード決済の一番のメリットでしょう。

・ポイント付与
大半のクレジットカードでは、金額に応じたポイントが付与されます。
このポイント目的でカードを利用するユーザーはとても多いです。

▲デメリット
(サイト側)
・手数料がかかる
クレジットカード決済を利用する場合、代行会社に3%前後の手数料が発生します。

・18歳未満は利用できない
クレジットカードは、基本的に18歳未満の人は作ることができません。

・導入に手間がかかるケースがある
サービス反映を完全に自動化する場合、クレジット決済システムとサイト内システムを
連携させる必要がありますので、システムの担当者によっては
時間がかかってしまうことが考えられます。
しかしクレジット決済を行うのみであれば、システム構築は一切不要ですので
非常に簡単に導入することができます。

(利用者側)
・情報漏えいの恐れがある
クレジットカード情報は、大切な個人情報となる為、管理を慎重しなければなりません。
オンライン上での情報漏えいが最も多い為、ECサイトで買い物をする際は注意する必要があります。

■コンビニ決済
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート等、全国各地にあるコンビニでの決済手段です。
ECサイトでは2番目に利用されている決済方法です。

◎メリット
(サイト側)
・リアルタイムに入金確認ができる
コンビニ決済でもリアルタイムに決済完了有無の確認が可能です。
管理画面、メールでの確認ができスピーディーなサービス反映が出来ます。
システム構築を行うことで、サービス反映を自動化することも可能です。

・未回収リスクが少ない
クレジットカード決済同様に、決済完了と同時に決済代行会社からの入金が確定するため
サイト側での回収作業は不要です。よって非常に未入金リスクの低い決済です。

(利用者側)
・コンビニで決済ができる
コンビニで決済ができるため、対応しているコンビニであれば
24時間365日決済を行うことができます。

・年齢制限がない
コンビニ決済では、18歳未満でも決済可能です。
18歳未満の利用割合が非常に高い決済方法です。

▲デメリット
(サイト側)
・手数料がかかる
コンビニ決済を利用する場合、4%前後の手数料がかかります。

・即時決済が出来ない
コンビニに出向いて決済しなければいけない為、すぐに決済する事が出来ず
販売の機会を逃してしまう可能性もあります。

(利用者側)
・コンビニに出向く必要がある
決済をする為に、対応しているコンビニに出向く必要があります。
また、対応しているコンビニが近くにない場合は、対応している遠くのコンビニに出向くか
他の決済方法を選ばなければなりません。

2回にわたってご紹介したECサイトに適した決済手段ですが、
ご紹介したもの以外にも、電子マネー などがあげられます。

販売する商品や商品単価、ターゲットとするユーザー層などに合わせて
決済手段を選びましょう。
(決済方法が豊富であればある程、販売の機会損失は少なくなります!)

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