当コラムでは「Bitcoin買うなら今のうち!広がる利用可能店舗」という記事や「Bitcoin決済はスタンダードになるのか」の記事にて度々Bitcoinの可能性や今後の普及について書いてきました。その続編とも言えるのが本記事になります。
タイトル通りですが、2017年4月7日より日本の家電量販店大手のビックカメラが試験的ではあるものの、「ビックカメラ有楽町店」と「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」の旗艦2店舗でBitcoinの取扱を開始し
ました。筆者的には以外と早かったなという印象ですが、訪日外国人の消費が多い業界においてはこの
対応のスピードによって業績が大きく変わる可能性があるので当然といえば当然の流れでしょう。
とりあえず1会計につき10万円という決済金額の上限を設けるようですが、ポイントの還元率が現金と
同じというのは特筆すべき点かと思います。クレジットカード決済ですとポイント還元率が低くなって
いますので、確実にクレジットカードで決済するよりもお得になる訳です。
これはクレジット決済よりもBitcoin決済の方が料率が安いという背景があるからかと思います。
筆者は行動範囲内という事もあってビックロ ビックカメラ新宿東口店はよく利用していまして、
買わなくとも何となく足を運ぶ事も多いのですが、ここは本当に混んでいて特徴としてはダントツに
アジア系の外国人客が多いです。初めて行く日本人だと驚くレベルだと思います。
もはや観光スポットと化している為、お店のスタッフも中国人が多いです。
保有人数に関してはわかりませんが、中国においてBitcoin保有量が多いのは間違いありません。
外貨を両替するとなると結構手数料が高いですし、為替差損が生まれる可能性もあります。
そして何より面倒くさいです。
そうすると中国人観光客が普段自国で使用している決済手段がそのまま日本でも使えるというのが
ポイントになる訳です。当コラムでも「Ailpay(支宝付)」や「WeChat(微信)」の利用可能な
仕組み、店舗が増えているという事は書いてきました。恐らく富裕層に関しては投資目的もあり、
多額の資産をBitcoinで保有している人も多いはずなので、それを両替する事なく利用出来るという
のは非常に利便性が高いと言えるでしょう。
ビックカメラではこの取組が有効と判断すればBitcoin決済をその他店舗でも順次導入していく
可能性はあります。今のところ観光客が特別多いこの2店舗が選ばれたのでしょう。
スタートほやほやなので、この取組の真価がわかるのはまだ少し先になるでしょうが、どういう結果
が出るのか楽しみです!
※アイキャッチ画像は出典「ビックロ」東京都・新宿東口で開店 – ユニクロ柳井正氏”ビックロ”発言も | ライフ | マイナビニュース