新キャッシュレスサービス「ローソンゴー」とは

2020/02/25

皆さんはコンビニなどで買い物をした際、どのように支払いをしているでしょうか?
昨今日本国内でもキャッシュレス化が進み、便利な交通IDなどの電子マネーや
Paypayなどの決済アプリを利用している方もかなり多いのではないでしょうか?

 

決済手段が便利で多様化する中、コンビニ大手のローソンは、
店内の商品を手にとり退店するだけで決済できるレジなし店舗「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」
を明日、2月26日〜5月25日までの期間限定でオープン。
富士通新川崎テクノロジースクエアに勤務する従業員3000名を対象に、オペレーションや利便性について検証します。
 
これは「ローソンゴー」という、ローソンが昨年の11月に発表した今年オープン予定の新店舗に導入される新サービス。
人手不足による従業員の労働負荷対策や、東京五輪の開催で客が増えることを見越し、早期の出店が目指されています。
 
レジなし店舗はAmazonの「Amazon Go」などが有名ですが、
気になるローソンゴーでの決済の仕組みも「Amazon Go」同様に、
「Lawson Go」アプリのQRコードを店頭の端末にかざして入店し、
後は購入する物を手に取ってゲートを出るだけで事前に登録した決済手段(クレジットカード)で自動的に決済できるという仕組みです。
 
天井には28台のカメラ、棚にはセンサーが設置されており、
店舗天井のカメラのうち、11台で人の動き、11台で商品の動き、6台で手の動きをとらえます。
入店の感知はこれらとは別のカメラで行ない、その後は天井のカメラでQRコードと紐づけられた個人の動きを追いかける。
 
棚については、1つの棚に1種類の商品が並べられており、センサーは、重さや位置、動きを読み取る。
これらから得られた情報を、AIが複合的に活用して、来店客が何を買ったかを認識し、決済を行なうという流れです。
 
コンビニで混雑してしまう特に朝と昼には、
レジでの待ち時間が発生することにより来店客が購入せずに帰ってしまうというロスがあるそうです。
そういった機会損失がなくなることを見込めるが、運用を通じてどれだけの売り上げ増を実現できるかにより、
投下できる資本とのバランスから、どのような条件、どれくらいの規模の店舗であれば導入できるかなどが検証される様子です。
 
レジレス店舗を巡っては、Amazonの米国を中心に中国などでも技術開発が進んでいます。
日本においては国内ではNTTデータも実証実験を行っているなど、今後も導入に向けた動きが加速すると見られます。
 
今後は手のひら静脈認証、顔認証の技術、年齢確認技術などが進化し、
タバコや酒類といった年齢制限商品販売への活用もされていくでしょう。
 
 
今回の検証でどれくらい便利になって、どれくらいコスト削減ができて売上が上がるか、とても興味深いですね。
皆さんも明日の「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」オープンに是非注目してみてください!

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