
セルフレジの増加と背景
小売店や飲食チェーン店などでは、
顧客がレジ操作を行うセルフレジを見かけたり、
操作をすることが増えてきました。
セルフレジについて、小売り業ではイオンが導入したことを皮切りに、
最近では大手コンビニでも導入店舗が増え、
身近なものになってきています。
日本においてセルフレジが増えてきた背景には
2020年の東京オリンピックも関わっています。
日本政府はオリンピックに向けてキャッシュレス化
を進めていることもあり、
コンビニなどではキャッシュレス決済に対応した
支払い方法のみが利用できるセルフレジが置かれています。
実際にコンビニで利用できる支払い方法は下記キャシュレス決済と呼ばれる
支払い方法が採用されています。
○電子マネー(Suica、楽天Edyなど)
○クレジットカード(5ブランド対応)
○バーコード決済(PayPay、LINE Payなど)
○提携ポイント(WAON、Pontaなど)
コンビニの場合現状では
現金が使えない、ホットスナック購入時には買えないなど
使いにくさも存在しています。
利用者がなかなか伸びない状況です
使い慣れていないなどの操作に不安を持っている消費者が多いですが、
そのようなの原因はいずれセルフレジ利用で割引されるキャンペーンなどが行われることで
浸透していく可能性が高いと思われます。
主流となるセミセルフレジ
さて、このようにセルフレジの浸透に時間がかかっている中、
「セミセルフレジ」を導入している店舗が非常に増えてきています。
セルフレジでは顧客自身が商品のバーコードをスキャンして精算を行いますが、
セミセルフレジでは最近はバーコードスキャンや商品入力は店員が行い、
精算の部分のみを顧客がセルフで処理する仕組みになっています。
セミセルフレジが導入される目的は人手不足対策と会計処理のスピードアップです。
セルフレジではバーコード読み取りに時間がかかるなどの
問題があり、場合によっては1人あたりの会計処理時間が
有人レジよりも長くなってしまう場合も多々起きていました。
セミセルフレジでは会計処理時間の問題を解決しつつ、
人件費を削減でき、うまく利用することで有人レジより
2倍ほどの業務効率になるそうです。
遠い未来では
「Amazon Go」のようなレジ自体が存在しない支払い方法などが台頭してくるものと思われますが、
しばらくの間はセミセルフレジが小売店の主流として利用をされていくでしょう。