
盛り上がりを見せる日本サッカー
静岡学園の劇的な優勝で幕を閉じた、今年の全国高校サッカー選手権。
優勝候補の青森山田に2点のリードを許しながらも中盤を完全制圧し、
3点を返しての見事な逆転劇で24大会ぶりの優勝。
新しい国立競技場が2019年11月30日に完成。
セレッソ大阪のディエゴフォルラン選手に始まり、
サガン鳥栖のフェルナンド・トーレス選手、
ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキー選手、ダビド・ビジャ選手、
アンドレス・イニエスタ選手、トーマス・フェルマーレン選手といったように
各国で活躍したワールドクラスのビックネーム承諾。
海外の超メガクラブへ移籍したリバプール南野拓実選手、
レアルマドリード久保建英選手(現在マジョルカへレンタル中)、バルセロナ安部裕葵選手。
突然サッカーの話題ですいません…
上記のように盛り上がる日本サッカー界ですが、
日本サッカー協会や各クラブが戦力的な底上げはもちろん、話題力アップ、集客アップ等、
今後も動きが活性化している傾向にあると思われます。
Jリーグでの取り組み
J1全体で観客動員数が51万人を超え、
Jリーグ創設27年目にして初めて、平均観客数を2万人突破し、
その盛り上がりはJリーグ観客動員数にも反映されているようです。
この年々増加している観客を動員する際にスムーズに対応できるよう、
2008年よりICチケットの導入が始まり、
2014年にチケットのQRコード化が導入され、
2018年にはガンバ大阪のホームであるパナソニックスタジアム吹田にて、
チケッティングの電子化にプラスして、
リストバンド型ウェアラブル型電子チケットが実証実験として、一部導入されました。
このリストバンドはプリペイド機能を持ったカードが収納されており、
来場者はスマートフォン等を使ってチャージができ、
入退場のチケットレスだけではなく、スタジアム内での飲食やグッズ購入時にも
キャッシュレスで混雑の解消ができる仕組みとなっていたようです。
特に飲食購入時は現金払いがほとんどなので、クレジットカード決済ないし、
今回のような、リストバンドをかざすだけでの決済方法は、かなりの混雑解消や、
そのスムーズさから売上アップが見込めるのではないでしょうか。
こちらのサービスは、スタジアム名にも入っている通り、ガンバ大阪のスポンサーであるパナソニック社と、
日本最大級のチケット販売サイトを運営している、ぴあ社とで仕掛けられたものでした。
2020年を迎えた現在では、QRコードによるチケット購入が普及はしておりますが、
まだまだチケットでの購入も多く、QRコードに対応していないクラブもあります。
キャッシュレスの可能性
今後このリストバンド型ウェアラブル型電子チケットが進めば、
ユーザーとしてチケットレス化に加え、キャッシュレス化でより便利になり、
順番待ち等の混雑によるストレスも軽減され、
開催側も来場者数のカウント、年齢層、アンケートといった、
今後の集客にも使えそうなデータを即時に収集ができ、ユーザー満足度向上に繋がると思われます。
またスタジアムに足を運ぼう、というファンは増えるのではないでしょうか。
ファンの拡大や満足度向上はそのスポーツの発展に欠かせません。
キャッシュレスやチケットレスのようなストレスレスに繋がるサービスやシステム開発を
いろいろな企業やチームが協業し、発展していければスポーツ界もより一層明るくなるのではないでしょうか。