
皆さん「クレヒス」という言葉をご存知ですか?
クレヒスとは、「クレジットヒストリー」の略で、
その人が過去にどの様に金融商品を利用していたかのヒストリー(履歴)です。
個人の情報として大切なもので、
国内の金融機関で(クレジットカードを作成する時の)審査を行う際にも参照している とても重要な情報です。
クレジットカード会社に対する信頼証明にもなります。
このクレヒスの良し・悪しで、クレジットカードを新たに作る際の
審査通過(カード作成)の有無が左右されます。
もしこのコラムをお読みのあなたが クレジットカードを作る際に、
審査に落ちてしまうようであれば、このクレヒスが原因の可能性が高いのです!
さらに、クレヒスについて詳しく掘り下げてみましょう。
クレヒスは、日本に3社ある『信用情報機関』に登録されていきます。
日本国内の「クレジットカード会社」を含む全ての金融機関は、この3つの信用情報機関のいずれかの会員になっており
いつでもクレヒスを参照する事が可能です。
クレジットカード会社の審査では このクレヒスを参照し、クレジットカード発行の可否を決定しています。
審査内容全てがクレヒスに左右されるわけではないようですが、
クレヒスが“悪い”と審査に落ちてしまいます。
“悪いクレヒス”の例として、
支払遅延歴や消費者金融の利用状況、電話料金の滞納などが挙げられます。
逆に言うと借入の返済を遅れること無く、きちんと返済していれば
自然と「良いクレヒス」になっていきます。
クレジットカード会社やローン会社にとって、サービスの提供は『お金を貸す』という事に等しい為、
相手に「信用」がある事が前提となります。
長年にわたってクレジットカードの決済をしっかりしているということは
その人を「信用できる」と金融会社は判断するわけです。
ちなみに、クレジットカード審査に落ちてしまった場合
問題なく返済しているのに、審査に落ちてしまったら納得できないですよね…
そんな時、本人であれば、このクレヒスの開示を要求する事ができます。
この開示請求を行えば、どうして審査に落ちてしまったかをある程度解明できます。
尚、開示請求には手数料がかかります。
開示情報郵送の場合は1,000円、窓口の場合は500円なので、窓口に行く方がお得ですね。
「クレヒス」は
早ければ18歳から登録が始まり、長期的に返済に問題が無ければ
とても“良いクレヒス”が出来上がるようです。
良いクレヒスを積むと、
ゴールドカード、プラチナカードなどのプレミアムカードが持ちやすくなる他、
将来のオートローンや住宅ローンなど、人生の中で重要なクレジットを組む際に
審査・融資条件などの面でもとても有利に働きます。
金利が有利になる事もありますので、返済をしっかり継続して、
“良いクレヒス”を作っていきたいものですね!